銭淵公園のお手洗いの近くにあります

銭淵公園に関する石碑なのかなと思いきや。

「魚野川を讃える碑」とのこと。題額は、新潟県知事 平山征夫 書とあります。

母なる川

魚野川に

敬愛と感謝の

心をこめて

裏側にまわってみましょう

とても美しい字で説明が彫られています。

魚野川を讃える碑建立について

上越国境の谷川連峰に源を発し、この山峡の魚沼に肥沃な土地と生活の基盤を形成しつつ、滔々(とうとう)として流れゆく「魚野川」は、ここに生まれ育った人々の母なる川として、周囲の自然と共に故郷のシンボルとして親しまれ愛されてきました。

その清流は人々の心に潤いと安らぎを与え、魚沼の生活を支え、文化を育て産業の振興を促し地域の発展に大きな恵みをもたらしました。
この魚沼の地の貴重な財産である美しい自然と清冽な流れをしっかりと守り後世に残すことこそ魚沼人の務めであります。

ここに、魚野川をめぐる自然への感謝と自然保護の希(こいねが)い、ふるさとへの愛郷の念を高揚するため、「魚野川を讃える碑」を建立するものであります。

平成十二年十月二十八日 建立

魚野川を讃える碑建立実行委員会

愛が深すぎる…

滔々と…が読めなかったのですが。恥ずかしながら…「とうとうと」ですね。

本当にその通りだなと思いながら文字起こしさせていただきました。

毎日魚野川の流れをながめて、天気や季節を感じて健やかな日々を送らせていただいています。

鳥が飛び交い、魚が棲み、昔は船運として人々が利用し、川口で信濃川と合流し、日本海へ流れ込む。

海で多くの命をまた育み、蒸発してまた山々に雨となって降り注ぎ、木々や植物を育て、山々の栄養を含んだ水がまた魚野川となって流れ、魚沼盆地の田畑に水を与え、また信濃川へ向かっていきます。

この石碑に書いてある通り。魚野川の流れに敬愛と感謝の心を再確認いたしました。

ここに立った理由…

にしても銭淵公園にこの石碑がある理由、たてようと思った経緯を知りたいですね!

おそらく銭淵公園のあたりは昔は魚野川の流路だった事からかもしれません。

銭淵の池は昔の魚野川の流れの変化によって残った三日月湖的なものだったと聞いたことがありました。(たぶん)※三日月湖とは蛇行していた川が洪水でまっすぐに流路が変わった後にのこる池のようなもの。

この石碑に書いてある通り、この美しきふるさとの川を大事にしていきたいですね。

市民の心の拠り所だと思います。